書籍・雑誌

Catcher in the sky

サリンジャーが亡くなってしまった。。。

 

『ハプワース16、1924年』以来50年近く隠遁生活を送っていたが、

どこかで生きているということに

いつかまた何かを書くことがあるんじゃないか

と思えて安心していた。

そんな作家だった。

 

実は違うペンネームで書いているんだなんて噂もあったぐらいだから、

みんな同じ気持ちだったんだと思う。

 

伝説の人はとうとう本当の伝説になってしまった。

 

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猫のいる風景

猫が好きである。

犬も好きで、どちらかというと大人になるまで犬との生活の方が長かったが、この2年間は猫との生活が続いている。

犬が忠誠心の象徴であるのに対して猫は「パートナー」というイメージがする。

けして何かを命令するのではなく、相談したくなるのだ。

そして不安の闇が襲いかかってきたときも、猫といれば何とか切り抜けられそうな気がする。

 

現在、内田百閒の『ノラや』(中公文庫)を読んでいる。

漱石の『我輩は猫である』と並ぶ猫文学の傑作だ。

この中には本当に猫を良く見てきた人が書いたものだとわかる描写が多々ある。

 

「蓋の桟を枕にして小さな三角な頭を載せ、四本の脚を伸ばせるだけ伸ばして大の字になつてゐる」

「私もよく欠伸をするが、猫の方がもつとする。細い貧弱な下を人前に出して、無遠慮に口を開ける。その間前脚で口を押さへると云ふような作法は知らない」

「彼がもつと子供の時は、家内に抱かれてゐて私のふかす煙草の煙にちよつかいを出し、両手を伸ばしてつかまへようとした」

などなど。

ありありとその情景が目に浮かぶ。

 

この話は最終的にペットロスがテーマになることを知っているので、少々この先を読むのが怖いのだが、最近の僕の愛読書なのである。

 

ちなみに中公文庫の表紙にはロシアンブルーの子猫の写真が使ってある。

「ノラ」はさすがにロシアンではなかったと思うが、もうすっかりイメージとしてはこの表紙の猫が「ノラ」である。

うちの猫もロシアンなので(このブログのスキンに使ってある猫はうちの猫ではない)、感情移入が尋常ではないのだ。

 

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ようやく入手

『1Q84』のBOOK2をようやく入手。

最初から1、2合わせて買っておけば良かったんだけど、BOOK1の内容をみてからBOOK2を買ってもいいかと思っていたらどこの本屋にもなくて焦った。

amazonにもないしね。

それにしても、今回手に入れた版は、発売1ヵ月弱にしてなんと既に「8刷」目。

どれだけ売れてるんだ!?

(閑話

「重版出来」は何度見てもつい心の中で「じゅうばん でき」と読んでしまう。「月極駐車場」を「げっきょくちゅうしゃじょう」と読んでしまうのと同じだ。ちなみに正解は「じゅうばん しゅったい」

閑話休題)

 

 

ところで、BOOK1のサブタイトルが「4月-6月」、BOOK2は「7月-9月」。

ということは、やはり噂で囁かれているように、BOOK3「10月-12月」、BOOK4「1月-3月」っていう続編があるんだろうなあ。

なんか『スターウォーズ・サーガ』を彷彿させるような巻の分け方だし、昔村上春樹自身がエッセイの中で書いていたアーシュラ・K・ル・グウィンの『辺境の惑星』の話にも通ずるような気がする。(「辺境の惑星」は、地球で言う1年の周期が約60年かかる星の話で、春夏秋冬がそれぞれ15年続くという設定)

 

ともあれ、まずはこの「BOOK2」をまた少しずつ慈しむように読んでいこう。

そう、眠る前のひと時の「小確幸」として。

 

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1Q84

久しぶりに村上春樹の新刊を、新刊のうちに買った。

いつ以来だろう。

 

僕は、自分の精神の3割は青春期に体験した村上春樹によって培われたと思っている。

(ちなみに、4割は清志郎、1割が出会ってきた人々、5%が書籍、5%がハードロック、1割が自分オリジナル)

それぐらい村上春樹には影響を受けたのだが、いつの頃からか気持ちが離れていた。

たぶん、『国境の南、太陽の西』か、『アンダーグラウンド』のあたり。

それからは、エッセイは読むものの、『スプートニクの恋人』も『海辺のカフカ』もいまひとつピンとこなかった。

自分が年をとったせいかもしれないけど、なんか、「しゃらくさい」と感じてしまったのだ。

それで、あまり新刊と言ってもわくわくはしなかった。

 

今回の『1Q84』も新聞やネットなどで騒がれているほど僕の心は動かされず、わりとクールに受け止めていた。

ま、文庫になってからでもいいかな、と。

でも、本屋の店頭で頭の数行を読んで久しぶりに心のどこかが「むずむず」とした。

あの18歳頃に感じたようなじっとしていられない感じだ。

 

それで、上巻を手にとって迷わずレジに向かった。

 

この新刊で、眠っていた「小確幸」が得られるといいのだけど。

 

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おもしれー。

おい、デイリースポーツ

いくらWikiが著作権フリーだとしても、

あからさまに丸写しじゃないか?

http://www.daily.co.jp/gossip/2009/05/03/0001881186.shtml

 

ボスもきっと苦笑いしてるぜ。

 

 

リューカより。

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狙うはドアラ超え

清水エスパルスのマスコットキャラクター「パルちゃん」と、名古屋グランパスのマスコットキャラクター「グランパスくん」の本が出るそうだ。

http://www.s-pulse.co.jp/news/20080813-1017.html

なかなか写真や文字ではパルちゃんの魅力は伝わりにくいのだが(何しろギャグセンスと芸達者さが持ち味なのでね)、ぜひ全国的な人気者になってほしい。

そしてみなさん、直接その目で見にスタジアムに足を運んで下さい。

 

Pul_4     

 

 

 

例:スポンサー紹介の「PUMA」。

なんて小技からハーフタイムショーの大掛かりな出し物まで色々やってくれます。

以前はよく「モー娘。」のダンスをやってくれてました。

去年は、パルーズ・ブート・キャンプをやってました。

最近は「羞恥心」らしいけど、僕はまだ観たことない。

パルちゃんの出し物は、相手チームサポの人たちからも結構「日本平の楽しみの一つ」として認知されてるようだ。(他の「楽しみ」は充実した飲食メニュー、そしてエスパルスゴール裏のきれいに揃ったサンバの振り付けによる応援見物らしい。)

 

来週瑞穂で行われるグランパスとの試合ではパルちゃんも遠征してきてグランパスくんとそろい踏みするみたいだし、楽しみだ。

 

 

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○○文庫の100冊

2008年 新潮文庫の100冊」キャンペーンが今日スタートした。

本屋に「新潮文庫の100冊」の帯のついた文庫本が並ぶと、「夏が来たな」という感じがする。

もはや夏の季語と言ってもいいだろう。(文字数多すぎだけど)

 

それにちなみ、僕が夏になると読み直したくなる本をあげてみた。

 

『グレート・ギャツビー』 F.S.フィッツジェラルド

『夏服を着た女たち』 A.ショー

『遠い声 遠い部屋』 T.カポーティ

『ロリータ』 U.ナボコフ

『異邦人』 A.カミュ

『恐るべき子供たち』 J.コクトー

『バナナフィッシュ日和』 J.D.サリンジャー

『路上にて』 J.ケルアック

『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』 J.マキナニー

『トレインスポッティング』 A.ウェルシュ

『愛について語るときに我々の語ること』 R.カーヴァー

『蛍・納屋を焼く・その他の短編』 村上春樹

『カンガルー日和』 村上春樹

『69 Sixtynine』 村上龍

『少年』 ビートたけし

『GOTTA ! 忌野清志郎』 連野城太郎

『そよ風ときにはつむじ風』 池部良

『紐育のドライマティーニ』 オキシロー

『遠野物語』 柳田国男

『伊豆の踊子』 川端康成

『吾輩は猫である』 夏目漱石

『坊っちゃん』 夏目漱石

『怪談』 L.ハーン

『今昔物語』

『伊勢物語』

『古典落語・桂文楽』

『古典落語・桂三木助』

 

…100冊はさすがに思いつかなかったな。

 

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意図

友達が『涼宮ハルヒの憂鬱』を突然貸してくれた。

別に僕が貸してくれと頼んだわけではない。

何か面白い本を紹介してくれと言ったわけでもない。

なぜか突然に、しかも人づてにである。

 

友達は(僕と同級生ではあるが)僕より1つ年上であるので、まあ、ありていに言うと、そこそこのおっさんだ。

それがいきなり『涼宮ハルヒ』である。

どうしても彼と『涼宮ハルヒ』は僕の頭の中では結びつかない。

彼が本屋のレジでこれを買ったのだろうか?と疑問が沸くような表紙である。

 

何か深い意図があるのだろうか。

本人に聞いてみようかとも思いつつ、なぞのまま、せっかく貸してくれたのだからと読み進んでいる今日である。

 

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恐るべし、幻冬社

月間『GOETHE(ゲーテ)』3月号の特集で、「日本人を舐めるなミシュラン! 24時間仕事バカが選ぶ最高最強のレストラン50」という記事が載っていた。

読んでみると最高最強のレストランを50選ぶというのは実は建前であって、その特集の実態は『ミシュランガイド東京』を罵倒しまくる内容だったのが面白いというか痛快だった。

記事も最初の方は、本国版『ミシュランガイド』と日本版の編集方針の違いすぎに愕然として怒りを通り越して悲しくなったという類の批評が客観的に書かれていた。

例えば、本国版ではどんな高級な店、由緒正しき店でもスタートはあくまで一ツ星から。年々調査を行い、味やサービスや価格にブレがないかなどの積み重ねがあって初めて二ツ星、三ツ星と上がっていくものなのに、日本版は創刊版からいきなり三ツ星店はここです!とはどういうことだ!! 外国からの旅行者のためのガイドブックという高い志を捨てて、日本人がミーハー的に買ってくれるだろうという儲け主義に魂を売ったのかとか。

調査期間わずか1年半、調査員5人で1500軒からの店を調査なんて、どう計算しても1軒の店に1、2度しか行ってないだろう。その程度の調査で何が断言できるんだ、とか。

本国版では、その店の特徴が2~3行という簡潔な文章で紹介されているのに、日本版はまるでタイアップ記事のようないいとこ取り満載の広告まがいの記事になってるのは、どういうことだ、とかとか。

が、『GOETHE』の恐ろしさはそこにとどまらない。

ミシュランに星つきで取り上げられていたけど、行かない方がいい店なんてのも実名で掲載されている。平凡な味だけど、高い金を払って食べたという優越感に浸りたいなら止めませんだの、主人の薀蓄や自慢話を延々と聞かされ食べ方までいちいち指示されるような、客を客とも思っていない無礼千万な店だのと歯に衣着せぬ論調で評してある。

果てには、これだけの短期間で世界有数のジャンルと約16万件の店舗数がひしめく東京のレストランを調査するのは端から無理だとわかってて、日本のグルメライター、批評家の意見を鵜呑みにして書いたとしか思えない醜い本だとまで書いてある。

しかも、そのグルメライターの名前(山○益○)もあげ、「あんな品行下劣な男はいない」だの「人のふんどしで相撲をとるような卑しい男が自分の贔屓の店を推しているだけ」だのと容赦なく攻撃している。

いやあ、よく出版したなあ。

幻冬社の英断に感服、感服。

これ、ぜひミシュラン本部に送ってあげたいなあ。

興味ある方は、買って(もしくは立ち読みか図書館で)読んでみてください。

笑えるから。

 

GOETHE 公式HP

http://www.gentosha.co.jp/goethe/

 

〔参考〕

SYNOBI'S WORLD http://www.shinoby.net/2008/01/post_764.html

TOMOSATO-BLOG http://www.tomosato.net/blog/2008/01/post_321.html

 

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ブックオフ

久しぶりにブックオフに行って、3冊も本を買ってしまった。

前にも書いたが、買ったまま読んでいない本がまだ何冊かあるのにである。

まあ、でもそれもよかろう、と思うことにした。

一期一会は人だけでなく、本も然りと思ったからである。

 

ところで、ブックオフというところは、非常に本が探しにくい本屋だと思うのは、僕だけだろうか。

まず、文芸書である。

これは一般の新書店でも同じであるが、作者名別に展示してあるため、作品名だけしかわからず、作者名が思い出せないときにかなり苦労する。

例えば、『走る家』が欲しいと思っても、作者名が思い出せないと、「あ行」の作者から順に見ていかなくてはならない。

ひととおり「わ行」まで見終っても、自分が見落としただけかもしれないので、もう一度見直すことになる。

店員さんに尋ねたところで、アルバイトの店員がそこまで書名を知っているとは思えない。

パソコンの1台も置いてあって、検索できればいいのになあといつも思う。

 

文芸書よりも困るのは、ビジネス書・実用書の類である。

僕は最近この手の本が好きなのでよく読むのだが、ブックオフのジャンル分けはとりわけわかりにくい。

「ビジネス」と「経営」と「経済」と「株・投資」と「サービス」と「ルポ」に分かれていたりする。(実際はもっと多い)

なので、「ユナイテッド・アローズ 心に響くサービス」なんかだと、どこに分類してあるかがわからない。

実際、まったく同じ本が複数のジャンルの棚に置いてあるなんてことはよくあるし、「これは、ここではないだろう!?」という場所にあったりもする。陳列する人も、中身を読んで分類するわけではないだろうから、タイトルや帯などから推測して陳列するんだろう。

もっと言うと、そもそもその本自体がその店舗にあるのかどうかもわからない。

ないとわかってれば、さっさと帰るのに、「見つけられないだけかも」と思うから、結構な時間がかかった割りに無収穫で帰ることもある。

それはある意味、ブックオフの戦略なのだろうか。目的以外の本もついで買いさせるように、棚を全部見せるような陳列方法になってるとか。

だとしたら、「なかなかの策士よのお」と言ってあげたいところだが、CSの観点からみるとまったくアウトである。

お客様のためではなく、自分たちのための配列ということだからね。

 

ついでに言うと、場合によっては、同じ本の同じ程度のきれいさのものが、通常コーナー(定価の半額程度)と105円均一コーナーの両方に置いてあることもある。

そういうのに、750円で買った後に、「あ゛ー、105円コーナーにあるー!」と気づいたときは本当にせつない。

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