喜怒哀楽すべてを笑顔で表現する男
フジテレビ『ジョーカー 許されざる捜査官』が面白い。
昼行灯の刑事が、裏では一転、
法で裁けぬ悪人に冷酷な制裁を加えるという『必殺』的なドラマだ。
ストーリー展開などはやや無理のあるところもあって詰めの甘さが垣間見えてしまうし、
完全な脇役たちは大根役者のオンパレードでちょっと感情移入しづらいという決定的な欠点を持ちながらも、
このドラマはこの夏の一押しである。
それもこれも、すべて「今、日本でいちばんいい役者だなあ」と僕が思う堺雅人が主演だからである。
堺雅人と言えばもちろん、『篤姫』の家定公役でその世界観を確立した俳優である。
『クライマーズハイ』もよかった。
彼の、笑顔ですべての感情を語ってしまえる演技力と、
その間に一瞬見せるするどい眼光(あの、『クライマーズハイ』で堤真一に掴みかかったシーンの迫力と言ったら!)はほれぼれしてしまう。
また、脇を固める大杉蓮も僕の好きな俳優だし、錦戸くんもなかなかいい色を出している。
杏は、芝居は今ひとつだが、結構きゅんとするところがある。
火曜日が待ち遠しい今年の夏なのだ。
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