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恐るべし、幻冬社

月間『GOETHE(ゲーテ)』3月号の特集で、「日本人を舐めるなミシュラン! 24時間仕事バカが選ぶ最高最強のレストラン50」という記事が載っていた。

読んでみると最高最強のレストランを50選ぶというのは実は建前であって、その特集の実態は『ミシュランガイド東京』を罵倒しまくる内容だったのが面白いというか痛快だった。

記事も最初の方は、本国版『ミシュランガイド』と日本版の編集方針の違いすぎに愕然として怒りを通り越して悲しくなったという類の批評が客観的に書かれていた。

例えば、本国版ではどんな高級な店、由緒正しき店でもスタートはあくまで一ツ星から。年々調査を行い、味やサービスや価格にブレがないかなどの積み重ねがあって初めて二ツ星、三ツ星と上がっていくものなのに、日本版は創刊版からいきなり三ツ星店はここです!とはどういうことだ!! 外国からの旅行者のためのガイドブックという高い志を捨てて、日本人がミーハー的に買ってくれるだろうという儲け主義に魂を売ったのかとか。

調査期間わずか1年半、調査員5人で1500軒からの店を調査なんて、どう計算しても1軒の店に1、2度しか行ってないだろう。その程度の調査で何が断言できるんだ、とか。

本国版では、その店の特徴が2~3行という簡潔な文章で紹介されているのに、日本版はまるでタイアップ記事のようないいとこ取り満載の広告まがいの記事になってるのは、どういうことだ、とかとか。

が、『GOETHE』の恐ろしさはそこにとどまらない。

ミシュランに星つきで取り上げられていたけど、行かない方がいい店なんてのも実名で掲載されている。平凡な味だけど、高い金を払って食べたという優越感に浸りたいなら止めませんだの、主人の薀蓄や自慢話を延々と聞かされ食べ方までいちいち指示されるような、客を客とも思っていない無礼千万な店だのと歯に衣着せぬ論調で評してある。

果てには、これだけの短期間で世界有数のジャンルと約16万件の店舗数がひしめく東京のレストランを調査するのは端から無理だとわかってて、日本のグルメライター、批評家の意見を鵜呑みにして書いたとしか思えない醜い本だとまで書いてある。

しかも、そのグルメライターの名前(山○益○)もあげ、「あんな品行下劣な男はいない」だの「人のふんどしで相撲をとるような卑しい男が自分の贔屓の店を推しているだけ」だのと容赦なく攻撃している。

いやあ、よく出版したなあ。

幻冬社の英断に感服、感服。

これ、ぜひミシュラン本部に送ってあげたいなあ。

興味ある方は、買って(もしくは立ち読みか図書館で)読んでみてください。

笑えるから。

 

GOETHE 公式HP

http://www.gentosha.co.jp/goethe/

 

〔参考〕

SYNOBI'S WORLD http://www.shinoby.net/2008/01/post_764.html

TOMOSATO-BLOG http://www.tomosato.net/blog/2008/01/post_321.html

 

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